一橋大学MBA 合格体験記(その2:河合塾KALSを選んだ理由)
私は独学or予備校で迷った結果、河合塾KALSに通うことにしました。
結論から申し上げると、予備校に通って大正解でした。
独学?予備校?
独学or予備校にもそれぞれメリットとデメリットがあります。
- 独学
- メリット:受験コストが安い(参考書のみ)
- デメリット:MBA受験に特化して効率的に学ぶことが難しい
- 予備校
- メリット:MBA受験に特化しているため、必要なエッセンスが凝縮されており効率的に学習が可能
- デメリット:受験コストが高い(参考書+予備校代がかかる)
河合塾KALSが提供している内容
河合塾KALSでは通学形式と通信形式の2つの形式で学ぶ環境を提供してくれます。
- 通学+eラーニング講座:通学によるグループワーク+eラーニングがセットになった講座です。
- WEB通信講座(eラーニング):eラーニングのみで学ぶ形態です。
通学形態の場合、土曜日に講座が開講されていることもあり、毎回行けるか不安でしたので、私はWEB通信講座で受講しました。
カリキュラムは、MBA入試に必要となる「論理的思考力」「経済・経営の知識」「面接・出願書類」を全て網羅しており、効率的に学習が可能です。特に、論理的に書く力は全ての土台になるため、インプットのみならずアウトプット(小論文を何度も書く)が重要となります。
河合塾KALSで学んでみた感想
受講コースの選択について
コースは色々あるのですが、WEB通信の国内MBA・MOTスタンダードコース(¥245,575 ※5%割引受講料)にしました。5%割引受講料の資格を得るには、河合塾KALSが開催しているMBA講座のガイダンスに参加すればOKです。ガイダンスでは、MBAとは?から始まり、模擬授業も開催されるためMBAの雰囲気を味わうことができます。
ちなみに、WEB通信の国内MBA・MOTベーシックコース(¥203,775 ※5%割引受講料)もあり、違いは「MBA論述アドバンス」という論文作成における深い考え方(推論や数値計算など)と推論を要求される課題文型の論文課題の有無です。
私は一橋が第一志望であり、一橋は推論を要求される課題文型の筆記試験が出るため、スタンダードコースにしました。この辺りは費用面との兼ね合いもあると思いますが、スタンダードコースをオススメします。課題分型の筆記試験は早稲田なども採用されており、幅広く対策が可能です。
カリキュラムについて
1.MBA論述ファンダメンタル
7回の講義に分かれており、経営戦略や経営組織、マーケティング、人的資源管理を中心として経営学の基礎知識を体系的に学ぶことができます。MBA受験で必要となる知識は全て網羅されているので、知識面における参考書は他は不要です。私は小論文が不安でしたので、河合塾KALSの推奨図書であった、「大学院・大学編入学 社会人入試の小論文 改訂版 思考のメソッドとまとめ方」を買いました。
小論文の基礎力をつけるためにこの本を並行して活用しました。特に課題文の要約方法について参考になりました。この本はオススメです。
また、各回に小論文課題があり、1つの課題あたり3回まで(合計:7×3=21回)添削を受けることが可能です。私はWEB通信でしたので、書いた小論文を郵送で送り、添削結果が返却されてきました。添削結果のタイムラグがあるので、小論文を書いた後に解説動画をすぐに観て何が理解できていなかったのか、どんな点の考慮が不足していたのかといった振り返りを行っていました。添削結果が返却されてきた後は、講師からのコメントを読み次回の小論文作成に活かすというサイクルを繰り返しました。
私が受けた添削結果(私の弱点)としては以下の通りです。ビジネスの現場で文章は書き慣れていたと考えていたのですが、”小論文”は別格だと痛感しました。。
- カタカナ表記ではなく日本語表記にすること
- 要約ではなく、要旨の書き方になっている
- 推論の深さが足りない
- 根拠が事例になっている etc・・・
小論文対策は模範解答を読むことも大切ですが、自分の弱点を認識した上でとにかく書きまくることだと実感しました。
2.MBA論述アドバンス
4回の講義に分かれており、課題分の読解や図解を用いた論文形式に慣れるコースです。
小論文の添削指導でも指摘があった推論に関わる部分を重点的に学びました。推論力は教科書読んでいるだけでは身につかないですが、要点を抑えておくことが重要です。また、課題論文の解説動画の中で推論の働かせ方について指導があるので何度も復習しました。
3.研究計画書指導
指導内容は詳細には書けませんが、出願書類で最も重要な研究計画書を書く上で必要なプロセスと観点が学べます。私はエクセルにプロセス毎に考慮すべき内容をブレストしていき、最終的に各校の研究計画書に落としていきました。
河合塾KALSの校舎には各校の過去の研究計画書が置いてあり、通学or通信関係なく閲覧が可能です。
また、研究計画書は必ず第3者に見せてください。自分では完璧だ!と思っていた内容であっても論理矛盾や冗長な表現など指摘がもらえます。
4.MBA面接対策
面接は研究計画書をベースに実施されます。講座の中では過去の試験で各校の面接の中で聞かれた質問内容についての情報(受験実績が豊富なのでこの辺りのナレッジが多い)を得ることができました。
また、講師と1回対面で面接指導を受けることが可能です。新型コロナの影響で私はオンライで実施しました。私は、面接指導の中で自己紹介からMBAを志望するストーリーが弱いことを痛感し、本番は改善した状態で挑めました。
以上が河合塾KALSに実際に通ってみての感想です。予備校はオススメです。
次回以降、具体的な取り組み内容について発信したいと考えています。
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