一橋大学MBA 合格体験記(その3:小論文対策)

2021年7月30日

小論文対策の詳細についてこちらではお伝えします。

小論文対策で必要な要素は以下であると私は考えています。それぞれ解説したいと思います。

  1. 読解力:文章を理解する力
  2. 推論力:読んだ文章から推し量る力
  3. 構造化力:読んだ文章や自分の考えを構造化する力
  4. 表現力:自分の考えを文章で表現する力

1.読解力

一橋や早稲田では、課題文が提示されてそれを読んで問いが出されます。そのため、まずはこの課題文を読んで理解する力が必要です。課題文は文献など難解な文章であることが多いです。

この読解力をつけるために私が実施したのは、日経新聞の「経済教室」「やさしい経済学」を読むことです。この2つは平日朝刊に載っており、時事ネタを知る上でも重要な情報源となります。特に「経済教室」では、冒頭にその記事で言いたいことが3つ列挙してあります。そのため、文章を読んだ後に何を主張している文章なのか?を想像して答え合わせをする形で確認するのもオススメです。

2.推論力

小論文問題では知識をそのまま問われるというよりも文章の背景にある事柄などを推論する能力が必要となります。そして、自分の意見として文章で伝える必要があります。この力が私は弱く、非常に苦戦しました(汗)小論文を解いて、予備校の解説講義を観て修正を繰り返しました。

3.構造化力

小論文試験では、下書き用紙が配布されます。いきなり答案用紙に書くのではなく、下書き用紙に自分の考えをを整理した上で書いていく方が効率的です。この整理する上で必要な力が構造化する力です。

「主張ー根拠」の流れは崩さず、論理展開をしていきます。大枠の論理構造が決まれば、自分の主張の軸ができるため、その流れに沿って文章にしていくだけです。

4.表現力

1〜3までの力を文字として表現する力がこの表現力です。同じことを伝える上でも様々な表現を知っておくことが重要です。これは1〜3の総合力になり、ひたすら書くことでしか身につきません。とにかく、小論文を書く→添削してもらう→添削結果を受けてまた小論文を書く、の繰り返しです。

こちらは小論文対策に使った参考書です。一橋で問われる課題分型も網羅されており、大変オススメです。

一橋の小論文問題は文献が提示されて、その読解がベースとなり、問題を解いていきます。問われる問題としては、「文章の要約(ちゃんと読めているか?)」→「自らの主張(文献で伝えていることをベースに自分の経験から何を述べるか?」が毎年問われます。気になる方は過去問が掲載されていますので、そちらをご覧ください→一橋MBA過去問

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