初めての転職活動
転職しよう!と決意したものの、何から手をつけたら良いのか分からなかったので、ひとまず、転職サイトへの登録から始めました。
1.転職サイトへの登録
私はビズリーチに登録しました。
登録の際に履歴書や職務経歴を記入していきます。履歴書はその名の通り、高校〜これまでの履歴を書いていけば良いのですが、職務経歴をどう書いたら良いのかが全く分からなかった。。「自分のアピールポイントって何だろう・・・??」「あれ?これまで何やってきたんだ??」と悩み、履歴書と比べて書くスピードが格段に落ちました。初めて、自分のキャリアに向き合った瞬間でした。
2.エージェントとの出会い
日々の業務に忙殺され、転職サイトに登録してすでに半年が経ちました。様々なエージェントから求人をもらう中で、特定の企業グループ(現在私が在籍している会社も含む)がやたらと目につくようになりました。丁度、年始ということもあり、一度エージェントと会話してみようと奮い立ちました。
まずは電話面談ということで、電話で30分ほど会話。私のこれまでのキャリアや転職のきっかけなど、ヒアリングがあり、一度会いましょうという流れになりました。改めてこれまでのキャリアを説明した時に言われて印象的だったのは、「御社でやられてきた内容としては先進的かもしれないけど、第三者的に話を聞くと、何が凄くて大変だったのか?が分からない。どうアピールすべきか?を考えた方が良い」というものでした。井の中の蛙だったということと、外の世界にこれまで触れて来なかったことを実感した瞬間でした。。
まあ、一度、紹介企業の社員と会ってみますか!ということで、カジュアル面談という形で社員と会うことになりました。
3.カジュアル面談からの本面接
自社でサービス開発を行うWeb系企業の社員と会って会話をしました。直近で新規サービスを立ち上げ、リリースをしたばかりというリーダーと会い、眩しく見えました、そして、後日、本面談に移ることになったのです。
本面談では現場責任者や担当合わせて3名出席。私は新規サービスを企画するポジションで応募していました。面談後日、合否の連絡があり、見事に不合格。その理由は「新規サービスを企画したい情熱は伝わってきたが、その年齢(当時、34歳)で新規サービス企画のPDCAを回している回数が少なすぎる」というもの。初めての転職面接でいきなり頭に雷が落ちたような衝撃でした。ただ、真っ当なフィードバックだなとも冷静に捉える自分もいました。応募するポジションにもよりますが、自社での評価=外部の評価ではないという当たり前のことを実感した経験でした。
4.今一度、自分自身を振り返る
そもそも何で転職活動を始めたのか?自分の強みと弱みは何?みたいなことを振り返る時間を取りました。悶々と考えていても何も整理されないと思い、アナログですが紙に書き出すことにしました。この整理は後に面接に活かすことができました。
書き出した軸は以下の7点です。
1.何故転職するに至ったのか?
これまでの経歴を時系列に書き出し、その時々で何を考え、何を身につけたのか?を書き出していきました。経歴の棚卸です。私は、メガバンクの勘定系システムの受託SI開発→企画部門でのFinTech関連プロダクト開発/ハッカソン/アイデアソンによる様々なメンバーとのコラボといった経験を積んだことで、SIベンダーの立場ではなく、事業会社側でITを駆使した自社ビジネスを創出したいという思いが原動力であることがわかりました。
2.現在感じている違和感
転職を考えることになったきっかけを書き出していきました。
私はSIベンダーのビジネスへの限界を感じました。それは、納品先の顧客にとってはそのシステムが稼働してからがスタートなのに、システムを納品することがゴールであること。開発するシステムはコスト削減のためであり、いかに安く叩くか?がメインのやり取りとなっていたことです。工数ビジネスの弊害であり、効率化するといったモチベーションが湧きにくい状態でした。また、データ利活用に興味があったのですが、どうしてもSIベンダーは自社が事業体(銀行や小売)ではないため、自社でデータを集める事が出来ません。
4.上手くいったこと/失敗したこと
これまでの経歴の中で、何が上手くいき、どんなことに失敗してきたのか?を洗い出しました。これにより、自分の得意/不得意を理解する事が出来ました。
5.長所/短所
これは自分自身のこれまでの人間としても良い部分/足りない部分を改めて理解するための整理です。
6.仕事を通じて実現したいこと
仕事を通じて実現したいこと(WILL)は何なんだろ?と一度立ち返りました。考えた結果、私は「自ら事業(サービス)を立ち上げ、社会に貢献する」ことと定義しました。
7.何故、その企業に応募したいのか?
応募する企業を理解して自分に合っているのかどうかを分析しました。情報源としては、ブログやメディアに取り上げられた内容です。どんな社員がいて、どんな文化なのかが理解でき、自分がやりたい事ができそうか?を解像度が上がりました。
転職活動に王道はありませんが、自分と向き合いどんな人間なのか?を客観的に眺めるのはオススメです。転職先とのアンマッチも防げるのではないでしょうか。
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